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クラブ発足から4ヶ月が経ち、選手たちも少しずつサッカーのある生活に慣れてきて、サッカーの楽しさを肌で感じ始めたことかと思います。
私自身も、クラブの代表として育成年代のサッカーに携わる楽しさや喜びを、選手たちから感じさせてもらっています。
今回からこのブログを通じて、私自身のサッカー指導に対する考えや、選手たちへの想い、面白い情報からどうでもいい事まで様々なことを、クラブに関わる方々へ少しずつ発信していきたいと思っています。
その第1回目として、今回のW杯で非常に魅力的で素晴らしいプレーを披露したデンマーク代表が所属するデンマークサッカー協会が掲げる少年指導10カ条を紹介したいと思います。
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デンマークサッカー協会 少年指導10ヵ条
1.子どもたちはあなたのモノではない。
2.子どもたちはサッカーに夢中だ。
3.子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。
4.子どもたちから求められることはあってもあなたから求めてはいけない。
5.あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。
6.アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけない。
7.子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。
8.コーチは子どもの心になること。しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。
9.コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。
10.コーチは子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。
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この10カ条は、私がサッカーの指導を始めた18歳のころから持っている理想のコーチ像そのものです。
サッカーは非常に自由なゲームで、フィールドの中では年齢も、性別も、見た目も関係ありません。チビでも、太っちょでも、足が遅くても、ちょっとした工夫で、いろんな相手と勝負できる面白い遊びです。
だからこそ選手の発想が大切で、我々指導者は選手たちが常に自分のアイデアを表現できる環境を作ることが大切だと考えています。
私にはいわゆる強豪チームのように選手を厳しく怒って、追い込んで勝利を掴み取るといった指導はできません。私は、私の理想とする指導の形で選手たちと一緒にサッカーを楽しみ、選手たちがより良いサッカー人生を送る手助けができれば幸せです。
今回こうやってブログを書いていると、日々の忙しさに追われて忘れかけていた想いを自分のなかで整理できることに気がつきました。
いずれ歳を重ねて自分の立場が変わっても、この気持ちを忘れることがないよう少しずつでも想いを発信し続けようと思います。
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