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「みんなにとってサッカーって何やろ?」
時々そんなことを考える時があります。
やりたいこと?好きなこと?習い事?友達との遊び?
人それぞれいろいろなことを考えているかもしれませんが、私はサッカーがみんなにとって楽しい遊びであってほしいと思っています。
サッカーをするのが楽しくて仕方がない。もっともっと遊びたい。みんなのそんなエネルギーがグラウンドに溢れた時、自然におもしろいプレーが飛び出し、魅力的なサッカーになっていくと信じています。そして、そのために私たちがコーチとしてグラウンドに立ち、その想いを表現できるようにサポートしていくべきだと思っています。
逆に少し悲しくなるのが、「俺がやってる習い事は、水泳やろ、塾やろ、サッカーやろ...」みたいな話を聞いた時です。その子にとってサッカーは習い事で、教えてもらうものになっているということ。おそらく私がいい気になってそういう指導をしてしまっているということ。つまりサッカーの本質を伝えられていないと言うことです。そんな時に冒頭のことが頭に浮かびます。みんな本当にサッカーを楽しめてるかな?と。
サッカーでは、右も左もわからないまま手取り足取り教えてもらったことは、一見上手く出来たような錯覚を起こしますが、いざという時には役に立ちません。逆に自分で経験して、発見して、チャレンジと失敗を重ねながら体得したことは、一生ものとして、いざという時に自然と出てくるようになります。だからこそみんなにとってサッカーは楽しい遊びであって欲しいと思っています。
遊びは何度失敗しても誰にも怒られることはありませんよね。だって遊びなんですから。
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